寒竹泉美の日常

お知らせ

2025/9/14の文学フリマ大阪13 に出店します。【あ-23】

2025/9/14の文学フリマ大阪13 に出店します。【あ-23】のイメージ

LIFE SCEBE

自作の文字本を売るイベント、文学フリマ大阪 13 に自作本を携えて出店します! 文学フリマには結構、毎年のように参加しているのですが、参加している同人誌『関西魂』のブースをにぎやかすだけで、自分のブースを出すのは今回が初めてです。初めてひとりで出すのは心細いしトイレに行けないし……ということで、『関西魂』の隣に出店します。【あ-23】です。関西魂のブースに遊びにきたら、なんか隣に座ってるので遊びに来てください。たぶんずっといます。

開催2025年9月14日(日)
時間12:00〜17:00
(最終入場16:55)予定
入場料無料
出店1,233出店・1,422ブース 出店者Webカタログ
会場インテックス大阪 2号館

お品物は絶版になって新たに手に入れるのはなかなか難しくなったデビュー作『月野さんのギター』の私家版と、NHK文化センター梅田教室で続けている「心に届く文章講座」の受講生さんのエッセイ作品添削BEFORE/AFTERをメインコンテンツに据えたZINE『WHY WE WRITE vol.1』です。

わたしはどうも正確さを要する根気のいる作業が苦手で、やりたいことを思いついても、だいたいほとんどは立ち消える。『関西魂』では原稿を取り立てるのが上手な編集長のことなちゃんのおかげで、何だか毎年出すことができているんだけど、自分ひとりでは無理だったのです。でも、スキルマーケット「ココナラ」で本文デザインを手の届くお得過ぎる値段でしてくれるGOHAN NO OTOMOさんを発見してご依頼でき、月野さんのギターの本文レイアウトを完成させることができました。

そして講座の受講生でもある友人の松田洋平さんが、ZINEの本文デザインを引き受けてくれたおかげで、講座の雰囲気や内容が紙上に再現されたZINEができあがりました。

さらに、どちらの本も表紙デザインをデザイナーでフォトグラファーの松村シナさんが引き受けてくれました。おかげで立派な本ができた…。わたしひとりなら家のプリンタで印刷してホッチキスで留めて売ろうかと思ってたのに、他力本願で素敵なものが……!ありがとうございます。

表紙は漫画家の黒谷知也さんです。絶版増刷なしと断言されたので、契約終了後、講談社から権利を引き揚げて、一度、大航海から電子書籍で出たのですが(今は発売していません)、そのときに描いてもらいました。シナさんが、夜のイメージにしたいと思ってくれて、ちょっと大人な表紙になりました。

ほんと他力本願で何もしてませんが、もう一度校正し、主人公が偉そうに年上の女性を呼び捨てにしているのを、さん付けに変更し、あとは「あとがき」を書き下ろしました。1000円で販売します。サインします。サインくださいって言われなければ「サインいります?」って押し売りします。断ってください(笑)

そして、講座の添削を本にするにあたって、シナさんがデザインをしてくれるのならシナさんの写真を使わせてもらいたいなあ……と妄想が広がり、ビジュアル重視の、ちょっと文芸に苦手意識がある人でも楽しく手にとれるような本にしたいなと思い、雑誌っぽいイメージが浮かび、書くことと向き合ううマガジンというコンセプトと「WHY WE WRITE」というタイトルが思いつきました。そして勢いで「vol.1」とつけちゃいました。vol.2も出るんかい。うん。たぶん、出るんだよ。

なぜ、わたしがエッセイを教えているのか。伝えたいことがぎゅっとつまった内容になりました。

こんな感じで添削を再現してもらっています。すごいな。わたしだったら、こんな細かい作業、絶対やだ…。

9人の受講者さんの作品は、添削後のAFTERバージョンでグッと伝わりやすくなって、本当に人間っていとおしいなと思える作品に仕上がっています。純粋に作品を読んでもらいたいです。書きたい人にとっては9パターンの添削前後を比べるとかなり参考になると思います。わたしの講座はだいたい1回3000-4000円くらいだけど、1000円で講座1回分以上の学びがあると思います!

ページの余白にはミニレクチャーもついているし、わたしのエッセイも収録。あと書き下ろしのまえがきと、あと描きおろしのイラストも(笑)今回すべてイラスト担当しています。

ちゃんと背表紙もあって、長編小説『月野さんのギター』と同じくらい厚みも文字数もあって、B6サイズでとってもかわいいです。といっても、まだ手元になくて、昨日印刷に出したところなのです。文フリ当日に対面します。ドキドキですね…。

あ、肝心なことを言い忘れていました。ブースは『あ-23』です。ブース名は『寒竹泉美』です。ドン付き壁際。アンティーク着物で行きます。

表紙デザイン担当してくれた松村シナさんの写真集も限定5部、販売します。シナさんも遊びに来てくれます。わたしはだいたいブースにいます。余裕があれば、上記の2冊以外、何か手作り感あふれる紙コンテンツを作って持っていこうかなと思っています。ハガキ小説とか。モノカキお悩みカード(15分その場でアドバイス付き)とか。

でもとりあえず、この2冊をたくさん売りたい!!エッセイZINEは印刷所から文フリ会場に直送、月野さんのギターは今もう自宅にあるので、自宅から文フリ会場に送付、つまり2箱。帰りは1箱にまとめて送りたい!!売れろ売れろ~。

通販もします。通販の予約をしてくれたら、その分の数は、家に確保して文フリに行きます。まあ、絶対売り切れないので。素敵な本ができて舞い上がって、多めに作ってしまった(毎度のこと)。

『関西魂(かにたま)』の新刊もよろしくです。

「関西作家志望者集う会」という名前で活動しているメンバーに入っていて、プロ作家がデビューしても混じっても、このままの名前をつらぬいております。初心大事。メインメンバーとは10年以上の付き合い。合評会して、ブラッシュアップして本に仕上げていくのです。

今年のテーマは猫。猫好きとしてはテンションあがるテーマなのだけど、好きすぎてどんな切り口にするか決め切らず、ぎりぎりまで迷いに迷って、でも何とか新作を書き上げました。今までにない感触の短編小説ができたと思うので、ぜひ読んでほしいです。他の人の作品も面白いよ。

わたしの作品の冒頭だけチラ見せ。

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   猫になりたい      寒竹泉美

  1.

 秘密を打ち明ける行為は自分の心臓を手渡すようなものだ。もし相手がその心臓を握りつぶしたり、面白がって誰かに見せたりしたら、破滅が訪れる。なのに、なぜ人は秘密を話さずにはいられないのだろう。

 そんなことを考えながら、わたしは自分の秘密の場所に青い目の男を招き入れている。ラットとマウスの飼育ケージが並ぶ棚の奥、黒いカーテンを引くとドアが現れる。この先は、この大学で、わたしが心安らかに過ごせる唯一の場所だ。それなのに、研究室を見学に来た、今日初めて会ったばかりの人を入れるなんて、わたしは本当にどうかしている。

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欲しいけど大阪まで行けないよ、とか、その日は予定があって…という人のために、通販サイトも作りました!!
住所・名前を知られず、匿名で購入できます。送料が370円かかります。わたしが自宅から発送しますが、わたしの住所も非公開でやりとりできます。

自宅発送なのでサインもできます!サイン希望の場合は、Boothでメッセージを送るボタンがあるので、そこから希望のあて名をお知らせください。月野さんのギターとWHY WE WRITEを一緒に買ってくれると、送料が370円で送れます。WHY WE WRITEのページからセット売りを選択してください。

月野さんのギターは既に手元にあるので、単独購入の場合はなるはやで発送します。ほかの本は9/14の文フリ当日に受け取るので、発想は9/16以降になります。

通販サイトはこちら

※アイキャッチ写真は去年の大阪文フリの『関西魂』出店時の様子です。