寒竹泉美の日常
京都新聞社に4月に取材してもらった記事が、5月24日の朝刊に掲載されました。読書遍歴を聞き出し、その人の人生を浮かび上がらせる連載シリーズで、毎回読者として楽しみに読んでいましたが、自分が登場することになってテンションが上がりました。
本当に記事にできるのかなと心配になるくらい、あっちこっち話してしまいましたが、そこはさすがプロの技。なんか立派な記事になっているのでしたよ。自分で語りながら、読書に導かれて歩んできた人生だったなと思いました。
生物や理科好きになったのは、シートン動物記やファーブル昆虫記や図鑑を読んでいたからで、国語が好きになったのは小説をたくさん読んだ影響だと思う。京大に行きたいと思ったのは、記事には書いていないけれど、現在は絶版の『食べるぞ食べるぞ』(今江 祥智・著)という京都弁の小説を読んだことが大いに関係している。京都に住んで京都弁の小説を書きたいと思ったのでした(まだ果たしていないかも)。
何より、本を読むうちに自然に書くようになって、ついには小説家になりたいと思ったことが、今私をここに連れてきている。そんな人生の一部をこうしてプロの手で聞き出して記事にしてもらえたことは、とてもありがたい経験だったなと思いました。
京都新聞社知財センターの許可をいただいたので、1年間HPに転載します。よかったら読んでみてください。
京都新聞 2025年5月24日(土曜日)朝刊 文化面 より

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