寒竹泉美の日常
2024/12/19(木)に朗読会するよ
ななななんと…3月終わりにホームページができてから、11月末の今の今まで、全然更新していないという何というていたらくー!!!!
せっかくの小説家としてのホームページなのだから、ちゃんとしたものを書きたいと思うあまり、それがプレッシャーになって、どんどん億劫になって今に至っているわけですよ。わたし今なら六条御息所から足が遠のく光源氏の気持ちがわかる。光源氏は年上の高貴な身分の知的な六条御息所に気後れして、だんだん通わなくなっちゃったわけだけども。わたしにとって、今、小説は六条御息所なのかもしれない。そして光源氏が夢中になって愛で始めた童女が、わたしにとって着物趣味なのかもしれない。小説のためにライター仕事を減らして余裕のあるスケジュールにしたはずなのに、その分、着物にはまって遊んでいる。旅行も行くし。いろいろ全力で遊んでいる。いや、遊ぶのはいいことなんだけども。
このままではどんどん遠ざかるばかり。のこのこここに出てきたのは、イベントの告知をしようと思ったからなんだけど、ほんと、どの面下げてやってきたのかという感じがして、何か書かずにはいられなかったのでした。というか、もう、誰もいないべ、ここには。
適当なことをしゃらしゃら書いてハードルを下げなければ。
3月から近況を振り返るといろいろありましたよ。着物のお太鼓結びができるようになって着物にドハマリしたし、ゴーストライターの仕事を3つ抱えて必死だったし、ライター仕事は相変わらず繁盛して忙しかったし。でも8月にベトナム旅行に行って、10月には西表島にキャンプに行った。
小説家的な活動としては、TL漫画原作をコツコツと執筆していて全話脱稿した。→コミックフェスタさんで独占配信中。
ブンゲイファイトクラブ6に応募して、予選2次通過落選→noteに作品公開中
夏に2日間の小説講座した。あと、月1でNHK文化センター梅田教室で文章教室をしたりしてます。
で、12/19(木)に朗読会やろうかなあと。ようやく本題。ここで告知して誰が見てくれるのかわからないけど。小説家としてのイベントすら告知しなかったら、さすがにもうホームページとは言えない。この機会に、更新がんばる。
大阪のなんばに味園ビルというとても古くてカオスなビルがありまして、そのビルがもうすぐ解体されて、ビルに入っているたくさんの店が今年いっぱいで営業終了となる。その中の1つ「夕顔楼」さんで、わたしが脚本を書いた朗読劇『斜陽 それぞれの革命』をみんなで声に出して読もう会をします。朗読というと小説の文章を読むイメージだけど、会話劇なので、どちらかといえば演劇というか声優ごっこに近いかもしれない。役を決めて稽古するんじゃなくて、集まった人たちで、順番に回して読むので、どこが当たるかはわからない。女性なのに男性役になったり、その逆もしかり。いろんなセリフを味わってみようではないか。
夕顔楼、こんなとこ(夕顔楼 公式Xよりお借りしました)。この空間は2024年の終わりとともにもう存在しなくなる。
参加者には脚本をあらかじめデータで渡しますが、当日は印刷した脚本を順番に回して読みます。どこのセリフに当たるかは当日のお楽しみです。みんなで斜陽をこの空間に立ち上がらせたい。美味しいお酒を飲みながら。もうなくなってしまう、この空間で。聞くだけ参加もOKです。1ドリンク付きは夕顔楼の間宮さんが作ってくれるのでおいしいし、一緒の空間で飲んでるだけでも楽しいと思う。
10年前のキャストから、樹リューリさんも参加。あと樹さんのつながりでプロナレーターさんも2人参加してくれます(笑)プロと混じって遊べるの、楽しくないですか?
とはいえ、全然下手くそでOK。噛んでもOK。だって何が回ってくるか分からないんだもの。楽しく発音できればOKです。
どんな劇か知りたい人は、こちら。10年前の公演ビデオです。わたしがかず子をやっています。
原作の「斜陽」はいつ読んでも変な話だなあと思う。でも戦後にこれが書かれて愛され、そして今も読まれていることが人間って面白いと思う。斜陽を読むと目を背けたい自分の弱さ・醜さ・甘え・だらしなさに心地よく溺れられる気がする。甘いお酒のように。わたしの脚本はちょっと毒もアルコール分も少なめだけど。
平日の17時からだけども。19時からは通常営業なので、残る人は新たにドリンク注文して交流します。19時から来たらいると思う。
お申込みフォームはこちら。限定17席です。